Web地図の高速道路色分けが糞という話

最近は新直轄方式なるわけ分からんものが出来たせいで、実際には道が出来てるのに、一般道と同じ色で表示されているせいで非常に見づらいなんてことが頻発。どうしてこうなったのか、というお話。

分類が良く分からん例

京奈和道

設計速度100 km/hなのに、どの地図を見ても普通の国道と同じ色。有料区間の城陽-木津間だけ高速道路色。地理院地図だけは淡い緑色。

阪和道-紀勢道

南紀田辺-すさみ南間は新直轄方式の無料区間だが、高速道路色。ただし何故かYahoo!地図といつもNAVIだけ一般国道色。地理院地図は淡い緑色。

原因

高速道路の分類

Wikipedia辺りを見てもらえばわかるが、いわゆる高速道路は3つに分類される。

  • 高速自動車国道(A線)
  • 高速に並行1する一般道の自動車専用道(A’線)
  • 国交大臣の指定する高規格道路(B線)

など。こいつらをどう色分けするかで地図の見た目に差が出てくる。

高速道路っぽいものの扱い

他に高速のようなものとして一般的に認知されているものとして

  • 都市高速(名前に高速って付いてるし)
  • 有料道路(金がかかる道は高速という風潮)
  • 〇〇スカイライン
  • 〇〇ドライブウェイ

なんかも挙げられるわけで、地図に表示するに当たってこいつらをどう色分けするかも問題になってくる。

実際の色分け例

Googleマップ

  • 橙色: 高速A線+ 有料道路
  • 黄色: 国道
  • 白色: その他

無条件で高速扱いされるのはA線だけ。それ以外は有料ならば橙色。WikipediaによるとA線は「2008年現在無料開放されている区間は無い」なんて書かれているが、南紀田辺-すさみ南間は新直轄なので無料。情報古すぎ。ちなみにMapion、MapFan、NAVITIME、Bing地図もこの方式2

京奈和はB線なので、高速道路ではあるのだけれど無料区間は国道扱いになってしまう。湯浅御坊道路(A’線有料)とか、阪神高速、ハーバーハイウェイ、信貴生駒スカイラインなんかは金がかかるため問答無用で橙色になる。

ややこしくなってきたのでまとめると、「基本的に有料道路が橙色だが、高速A線だけは無料でも橙色」という感じ。実情に合っていない糞分類だと思う。

Yahoo! 地図

  • 緑色: 有料道路
  • 橙色: 国道
  • 黄色: 県道
  • 白色: その他

至極簡単で、「金がかかれば緑になる」と、たったそれだけ。けどこの方式は意外と少なくて、Yahoo! 地図といつもNAVIだけっぽい。

たったそれだけなので、金がかからないいわゆる無料区間は高速道路ネットワークからはハブられた表示になる。やっぱり糞分類。

地理院地図

  • 濃緑色: 高速道路(有料) + 都市高速
  • 淡緑色: 高速道路(無料)
  • 濃赤色: 国道(有料)
  • 淡赤色: 国道(無料)
  •  水色: 県道(有料)
  •  黄色: 県道(無料)
  •  紫色: その他(有料)
  •  白色: その他(無料)

お役所仕事というか、非常に厳密に色分けされている。この分類に従えば、A線A’線B線全部緑系統で表示され、金がかかるか否かで濃色、淡色に振り分けられる。紀勢道無料区間も、京奈和道も、はたまた名阪国道まで緑系統で表示される。ネットワークとしては分かり易い。

しかし、国道の有料区間が別枠なのが問題で、例えば播但道や第二阪奈道はどう考えても高速道路なのに高速道路ではないので赤色表示。ハーバーハイウェイとか信貴生駒スカイラインはその他有料道路のため紫色表示となる。県道有料区間は…どこかにあるんですかね?3(無知)

どう色分けすべきか

昔は高速道路といえば絶対に有料だったから、今の色分けで問題無かったが、現状にはそぐわないと言わざるを得ない。見やすい地図にするという観点では以下2つの方針どちらかに向かうべきだと思う。

  1. 高速A線A’線B線とその他有料道路を同一扱いにする
  2. 高速道路無料区間という新たな色区分を作る

個人的には1の方針で良いと思う。行ってみて無料で困る人は居ないし、道路の存在に気付かれない方が余程問題だ。

地図情報として、有料か無料かが重要と考えるならば2の方針もアリかと思う。ただあまり色を増やすのも見栄えとしてどうなのかとも思うから、そのあたりは考えないといけない。

おまけ:近畿自動車道紀勢線の怪

非常に難解。

まず、近畿自動車道ってのは路線名と道路名の両方があって、ここでいう「近畿自動車道紀勢線」の「近畿自動車道」は路線名4の方。

で、近畿道紀勢線のうち、松原-那智勝浦間と尾鷲-多気間のみ高速自動車国道、つまりA線に指定されている。それ以外の区間がA線指定を受けるとも思えないので、どうあがいても初めからA’線となる。

で、A線指定区間のうち大人の事情でA’線として建設された区間があるわけで、それが海南湯浅道路と湯浅御坊道路なわけだ。海南湯浅道路は阪和道に編入されてA線になったけれど、湯浅御坊道路は未だにA’線のまま。

で、A線区間の御坊-すさみ南はA’線になることなく、A線のまま建設された。のだけれど、田辺以南は新直轄方式になったのでA線なのに無料区間になった。

尾鷲側も同じ感じで、紀伊長島 – 尾鷲北はA線なのに新直轄なので無料になった。

おさらい

松原 – [A有料] – 有田 – [A’有料] – 御坊 – [A有料] – 南紀田辺 – [A無料] – すさみ南 – [A’無料] – 尾鷲北 – [A無料] – 紀伊長島 – [A有料] – 勢和多気

意味☆不明

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